Table of Contents
2025年5月。Microsoftセキュリティ更新プログラム公開。早急な更新プログラムの適用を
2025年5月13日、マイクロソフトは、マイクロソフト製品に影響する脆弱性を修正するために、セキュリティ更新プログラムを公開しました。
以下の脆弱性は更新プログラムが公開されるよりも前に悪用が行われていることや脆弱性の詳細が一般へ公開されていることを確認しています。早急な対応を推奨しています。
- CVE-2025-32702 Visual Studio のリモートでコードが実行される脆弱性
- CVE-2025-26685 Microsoft Defender for Identity のスプーフィングの脆弱性
- CVE-2025-30397スクリプト エンジンのメモリ破損の脆弱性
- CVE-2025-32709 WinSock 用 Windows Ancillary Function Driver の特権の昇格の脆弱性
- CVE-2025-32706 Windows 共通ログ ファイル システム ドライバーの特権の昇格の脆弱性
- CVE-2025-32701 Windows 共通ログ ファイル システム ドライバーの特権の昇格の脆弱性
- CVE-2025-30400 Microsoft DWM Core ライブラリの特権の昇格の脆弱性
<参考URL>
2025年5月のセキュリティ更新プログラム(リリースノート)
2025年5月のセキュリティ更新プログラム (月例)
2025年5月のセキュリティ更新プログラム一覧
製品ファミリ |
深刻度 |
最も大きな影響 |
関連するサポート技術情報またはサポートの Web ページ |
Windows 11 v24H2, v23H2 |
緊急 |
リモートでコードの実行が可能 |
|
Windows 10 v22H2 |
緊急 |
リモートでコードの実行が可能 |
|
Windows Server 2025 (Server Core installationを含む) |
緊急 |
リモートでコードの実行が可能 |
|
Windows Server 2022,23H2 (Server Core installationを含む) |
緊急 |
リモートでコードの実行が可能 |
Windows Server 2022, 5058385 |
Windows Server 2019 , 2016 (Server Core installation を含む) |
緊急 |
リモートでコードの実行が可能 |
|
Remote Desktop client for Windows Desktop |
緊急 |
リモートでコードの実行が可能 |
|
Microsoft Office |
緊急 |
リモートでコードの実行が可能 |
|
Microsoft SharePoint |
重要 |
リモートでコードの実行が可能 |
https://learn.microsoft.com/officeupdates/sharepoint-updates |
Microsoft .NET |
重要 |
なりすまし |
|
Microsoft Visual Studio |
重要 |
リモートでコードの実行が可能 |
|
Microsoft Azure |
重要 |
特権の昇格 |
|
Microsoft Defender |
重要 |
特権の昇格 |
既存の脆弱性情報の更新
- CVE-2017-0045 Windows DVD メーカーの XML 外部エンティティの情報漏えいの脆弱性
タイトルを変更しました。これは、情報更新のみです。 - CVE-2025-26629 Microsoft Office のリモート コードが実行される脆弱性
CVE-2025-26629 に包括的に対処するために、マイクロソフトは、影響を受けるすべてのバージョンの Microsoft Office に対して 2025 年 5 月のセキュリティ更新プログラムをリリースしました。
これらのバージョンのいずれかを実行しているお客様は、最新のビルドがインストールされていることを確認する必要があります。
詳細およびビルド バージョンを確認するには、「https://learn.microsoft.com/en-us/officeupdates/microsoft365-apps-security-updates」を参照してください。 - CVE-2025-26673 Windows ライトウェイト ディレクトリ アクセス プロトコル (LDAP) のサービス拒否の脆弱性
謝辞を追加しました。これは、情報更新のみです。 - CVE-2024-49128 Windows リモート デスクトップ サービスのリモートでコードが実行される脆弱性
CVE-2024-49128 に包括的に対処するため、マイクロソフトは、影響を受けるすべてのバージョンの Windows Server に対して 2025 年 5 月のセキュリティ更新プログラムをリリースしました。
マイクロソフトは、本脆弱性から完全に保護するために、更新プログラムをインストールすることを推奨します。自動で更新を受け取るようにシステムを設定しているお客様は、これ以上の対応は必要ありません。
セキュリティ情報に関するおススメ記事
2025年4月。Microsoftセキュリティ更新プログラム公開。早急な更新プログラムの適用を
セキュリティに強いBoxクラウドストレージサービスはランサムウェア対策にも有効!?