目次
Sysprepやらない。SysprepをしないでPCキッティングしたら、SID重複やSysprepエラーを考えなくてよくなりました
2025年10月14日、Windows10サポート期限が終了となります。Windows11への移行やPC購入など情シス担当者は既に忙しかったり、今後更に忙しくなることが予想されます。
PCキッティングと言えば…
- マスタ作成してクローニング展開
- AutoPilot+Intune
- プロビジョニング
- 手作業キッティング
等々、やり方は様々です
＜参考URL＞
PC大量展開はプロビジョニング、AutoPilot、Intune、クローニング結局どれがいいの？Windows11キッティング、クローニングツール、マスター作成をお探しの方へ
WindowsアップデートによりSysprepエラー（0x80073cf2)が発生
マスタ作成してSysprepを実行する方法もまだまだ、PCキッティングの常識だと思います。
そんななかWindowsアップデートを適用することで、Sysprepエラーになるという事象が発生しました。
マイクロソフトは、Windows10パソコンで、2023年11月30日以降の更新プログラム「KB5034912」をインストールした後で、Sysprepエラー0x80073cf2が発生する場合について説明しています。
<参考URL>
2023年11月30日以降にリリースされた更新プログラムをインストールすると、Sysprep が失敗する可能性があります
KB5034912: Windows10バージョン22H2の2023年11月30日以降の更新プログラムをインストールした後にSysprepエラーが0x80073cf2
出典：マイクロソフト KB5034912インストール後のSysprepエラー画面
Windows10 22H2 Sysprepエラー（0x80073cf2)解消の更新プログラムが公開
マイクロソフトは2024年3月26日以降にリリースされた更新プログラム「KB5035941」でSysprepエラーが解決されたことを発表しました。
上記マイクロソフトのエラー情報ページに「解決方法」が掲載されています。
この問題は、2024 年 3 月 26 日以降にリリースされた更新プログラム (KB5035941) で解決されます。 デバイスの最新のセキュリティ更新プログラムをインストールすることをお勧めします。 これには、この機能を含む重要な機能強化と問題解決が含まれています
出典：マイクロソフト
<参考URL>
2024 年 3 月 26 日 — KB5035941 (OS ビルド 19045.4239) プレビュー
Sysprepやめた SysprepしないPCキッティング
マスタ展開でのキッティングをするうえでSysprepエラーを回避することはかなりなハードルだと考えます。
しかも機種ごとにマスタを作成しなければならないとなると、機種更新のたびにSysprepとの戦いが待っています。いっそのことSysprepをしないPCキッティングに舵を切るのはいかがでしょう。
<参考URL>
属人化・きついPCキッティング。マスタ作成とSysprepを辞めたら笑顔になりました
Windows11パソコンキッティングの課題。マスタ作成、Sysprep、クローニングが不要の自動化ツール
Windows11PCキッティング方法。PC-LCM、AutoPilot比較。マスタ作成は無くせないか。
まとめ
マスタ展開でのキッティングの場合、Sysprepエラーは良くあることなので、その解決方法を探ったり、エラー回避のためのテクニックやノウハウを情シス担当者は維持する必要があります。
それだけでも大変なことですが、Windowsアップデートを適用したことでSysprepエラーがでるという問題は、情シス担当者にとっては、かなりきつい状況だと想像します。
Sysprepをやめた SysprepしないPCキッティングで、Sysprepを考えて良くなるという常識の枠の外に飛び出してみませんか